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Cello
石井さんの”De・Munck”制作記
De Munck
Antonio Stradivari., 1730年制作
別名「Feuermann」
”裏板はカエデの二枚板で、小幅の水平な杢目が薄らと見られる。横板の杢目もこれと似ているが、より明瞭に模様が出ている。スクロールの杢目はより簡素である。表板はスプルースの三枚板で、木目はほぼ均等である。低音側の上方の端には小さな節がある。厚く塗られたニスは明るい栗色と赤の中間色である。ストラディヴァリはこの楽器を含め、いくつか身幅の狭いチェロの製作を試みている。これについてW.E.ヒル&サンズのアルフレッド・ヒルは、女性奏者のためにデザインしたのではないかとしている。”
~日本音楽財団ホームページより引用~
石井さんの”DE・MUNCK"制作記28(完成編)
この作品は、ストラディヴァリが1737年に制作した。チェリストフォイヤーマンが愛用した名器である。小生も1960年に最初に創った。氏、1年足らずでの完成、素晴らしく早い完成・・・。問題はネックの太さにあった。弾きやすいネックの太さに調整。ブリッジも調整。素晴らしい音になった...
石井さんの”DE・MUNCK"制作記28(完成編)
この作品は、ストラディヴァリが1737年に制作した。チェリストフォイヤーマンが愛用した名器である。小生も1960年に最初に創った。氏、1年足らずでの完成、素晴らしく早い完成・・・。問題はネックの太さにあった。弾きやすいネックの太さに調整。ブリッジも調整。素晴らしい音になった...
石井さんの”DE・MUNCK"制作記27
氏、最終段階に入る。気になる凸凹。最終ニス作業に必ず現れる。絶対手を抜いてはいけないところである。ニスを剥がし再度トライアル。最終コーナーペグ調整、アッパーサドルの微妙な角度仕上げ。ムンクの音を追及する氏、この最終コーナーは、鎌倉で話題のユーチューブ”鎌倉のぞ紀美CH”で公...
石井さんの”DE・MUNCK"制作記26
今日は、石井社長の農園で出来たての新鮮な枝豆、これでビール3杯とオダを上げた…。2週間ぶりに自宅工房で完璧に仕上げてきたムンク。ニスを塗ってみないとわからない失敗が発見される。つまりプレーンに仕上げたつもりが、へこみの跡が、ニスを塗ると現れてくる。スクレーパーで修正。塗り直...
石井さんの”DE・MUNCK"制作記25
サンセットカラーの元、黄色を10回ほど塗ってきた。さらに30回ほど塗り重ねる。今日はブリッジを創る。カーボンを敷き、ブリッジフットを合わせ削りこむ。いよいよ音出しか!
石井さんの”DE・MUNCK"制作記24
氏、自宅工房でじっくり、下地とサンセットカラーの基となる黄色を6回ほど塗ってきた。してやったりの笑顔。チェロ創りの醍醐味である、この一連のニス作業、得も言われぬ楽しみである。自宅工房であーでもない、こーでもないと色の追求。楽し!!。今日は、魂柱の入れ込みも、練習も同時にこなす。
石井さんの”DE・MUNCK"制作記24
いよいよ完成に近付いた。自宅工房で地塗りを5回した。それを全部完璧にはがす。アンダーナットの形態もかたずけ、塗ってなかったペグボックス内、ネック裏側、完了。ニス本塗りの準備が整った。アンティ―ク仕上げが望みという・・。来週から30-40回の塗りが始まる。
石井さんの”DE・MUNCK"制作記23
石井さん、幼稚園の校長先生である。子供たちにヴァイオリン教室も開いている。チェロ教室も将来あり得る。今日はネックの形を整える。エンドピン用のホールを開ける。エンドサドルの取り付け。いよいよホワイトMUNCKの完成真近かである。
石井さんの”DE・MUNCK"制作記22
氏、いよいよ地板を閉じるときが近付いた。自宅工房で完璧なネックをつける。余分なネック・エンドをのこ、カンナ、ノミ、やすりで平面を出す。さあ!、地板を閉じようとしたが、モールドを外してきたため、どうしても内側にひずむ。それをうまくバスバー材でカバーし自宅工房での作業となった。...
石井さんの”DE・MUNCK"制作記21
石井さん、いよいよ完成に向け、ネックの装着である。充分な蟻加工も終え、膠だまりも十分創り、丁寧に押し込む。ピッタリの技を披露した。最終コーナーは近い・・・。クランプでがっちり止める。そしてやった―のどや顔!!
石井さんの”DE・MUNCK"制作記20
チェロ制作の最難関ネックの仕込みである。83°の底面角度、絃長695mm、そこまでの高さ650mmすべてをクリヤさらに蟻加工を徹底、氏、必死に追及じょじょにその接点に到達する、そして安どの”どや顔”・・・。
石井さんの”DE・MUNCK"制作記16
だんだん大詰めに近付く、ネック側に2mmほどの傾斜をつける。つまりアッパーバウツにテンションを与えることによる、緊張感の演出。音のソノリティーを引き出す。石井さん、だんだん、職人技をつけて、校長先生より弦楽器制作者の顔になってきた。膠をつけ、天板をクランプで固定、来週は、い...
石井さんの”DE・MUNCK"制作記26
氏、ネック角度を決め、よし!最難関”アリ加工”に入ろうとしたとき”アッ”と気付いた。1mmほど設計図と違う!”まあ!いっか!”で過ごすところだが、氏、やり直しを選択。天板を、はがし、5mmほど天側モールドのアッパーを削る、という決断、ものすごく大事なことである。後々後悔しな...
石井さんの”DE・MUNCK" 制作記25
石井さん、幼稚園を経営する、校長先生でもある。もともと工作好きで見事な職人技を披露する。天地板をクランプで止め、見事なホワイトムンクの完成である。さて、さらに難関、ネックの取り付けである。140mmX32mmnの底面を創り上げ、最難関蟻加工に入る。この時にスタンレーをうまく...
石井さんの”DE・MUNCK"制作記24
上下板の方尽きない貼り付けに挑む。モールドの状態は普通は固定されているが、今回氏の場合あんこをきれいに除去。ブロック、内部の余計部分をとってから、張り込むという変則を試みる。下部板を仮につけ上板をガッチリつける四苦八苦しながらどうやら成功、したがってこのどや顔となる・・。
石井さんの"DE・MUNCK"制作記23
表、裏板を完璧に仕上げた。とても初めてとは言えない木工技術を持っている。さて、次は出来上がった天、地板をボディにつける最終工程に入る。あんこをとったモールドの最終作業。内部の余計な贅肉をとる細かい小カンナ技術を要する。次工程は、天板をモールドに貼付、さらにネック付けの工程に...
石井さんの "DE・MUNCK"制作記22
氏、音の根幹バスバーの直角,底面のフィッテイング、ぴったりと完了、早速膠で貼付する・・?帰りがけ、見たら、ぴったりフィットがうまくいってないことを発見!低音、高音部がずれている。これでは、自宅工房での形状削りが出来ない、さっそく蒸気を使って剥がす。産みの苦しみを味わっている...
石井さんの”DE・MUNCK"制作記21
石井さん、鎌倉で有名な存在である。幼稚園、鎌倉野菜制作工房、世界に一つのパン工房、いろいろ経営者である。今日は、音の根幹バス・バー制作である。100年物のバス・バー素材、スプルースの成型加工、神経を使い、天板に完璧フィッテイング、を目指す。奥の深い工程・・・。上部1L,80...
石井さんの”DE・MUNCK"制作記20
底面83°を再確認し、スクロールを創っていく。左右のシンメトリーを注意しながら、ノコ、カンナを駆使する。だいぶムンクのスクロールが出来上がってきた。
石井さんの”DE・MUNCK"制作記19
氏、多角経営の社長さん。やはり経営者の感覚で工作にも挑む、姿勢に積極性が見られる。今日はムンクのF字孔に挑む。ストラドにしては、2mmほどのシンメトリーに違いがある。氏、そこを考慮しパターンを作り直す。そして表板にトレース、裏側のバス・バー位置を考慮しながら、ボール盤でガイ...
石井さんの”DE・MUNCK"制作記18
氏、今年最後の日、ドゥ・ムンクのネックに挑む。ストラドの設計図を見ると角度が83°が84・5度になっているが、従来通リの83°に変える。パターンもちょいとサイズチアタマに成っているが、その特徴を生かしカット。新年には自宅工房で仕上がってくるだろう…楽しみだ!!
石井さんの”DE・MUNCK"制作記17
メープルのネック素材の1面の平面を出す。さらに直角を出すための集成材を使ってクランプ止め、ペグホールの直角を大事にリード穴を掘る。出来上がった、ムンクのネックの型紙をトレース。ボール盤でネックの形が浮き上がってきた。氏、満足そう・・・。
石井さんの”DE・MUNCK"制作記16
素材のメープルの平面を追及。直角出すための、端材を貼付する。確実にヴァーテイカルを追及した後、ネックのパターンをトレース、あらかじめペグ・ホールの下穴あけをする。
石井さんの”DE・MUNCK"制作記15
パーフリング後を小カンナで整地するこの溝がチェロの美しさを強調する。等高ラインを引き、完全な表、裏板の完成である。なかなか早い!!スピードで仕上がっていた・・・。
石井さんの”DE・MUNCK"制作記14
大分、ホワイト感性に近付いてきた。最難関のパーフリング。難なく溝堀、埋め込んだ、自宅工房での意欲のたまものである。パーフリング、周囲の稜線をなだらかな線にするため、小カンナで整える。両面の作業をきっちり決めこの満足げな”どや顔”となった。
石井さんの”DE・MUNCK"制作記13
氏、幼稚園の経営者、200人もの生徒がいる。反面、パン工房を娘さんと一緒に経営している・・・。今日はその娘さんの作品のドーナツをお茶タイムに披露した。その弾力あるドーナッツ、久しぶりにおいしーーというドーナツに巡り合った。生徒一同、その味を堪能した。今日の制作はパーフリング...
石井さんの”DE・MUNCK"制作記12
にかかる・・・。氏、いよいよ核心に近付いてきたため、より慎重に等高ラインを確かめる。次の工程、パーフリング加工のため、出幅4mmを追及、クランプで閉じる。自宅工房で天板を止め、いよいよ、パーフリング作業の下準備
石井さんの”DE・MUNCK"制作記11
石井さん、なかなか仕事が早い。地板の切り出し。等高ラインの書き出し、ボール盤によるライン創り。スムーズに進む。さらに自宅工房にてエグリカッターによるライン出しもスムーズに完了。次は表板の削り出しにかかる・・・。
石井さんの”DE・MUNCK"制作記10
地板のハギを完璧に終え。バンドソーで切り抜く、この辺になると、先がだんだん見えてくる。楽しくなるぞー。
石井さんの”DE・MUNCK"制作記9
ライニングを両面張り、ピンチで固定、いよいよMUNCKのモールド完成。来週は表板、裏板の、アーチ創りに入る。校長先生ドーーーヤとこの顔!!
石井さんの”DE・MUNCK"制作記8
今日は、天板のライニングの厚み決め(1・5mm)曲げ、ミゾ掘り、膠止め順調に進んだ。
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