ストラディヴァリ、ギター”サヴィオナリ”制作記4ギターのサウンド・ホールを創る。自在錐をボール盤に設置、円周10mmのホールを模る。ノミで1・5mm、掘る。コントラバス用(2・1mm)のパーフリングを張りローズウッドの型をはめ込む。サウンド・ホールの彫刻にトライするがこれが至難の業である・・・。
倉沢さんの”DUPORT”制作記7さあ!、今日こそハギを完成させるぞと張り切って挑む。完璧に平面、直角、水平を保ちながらカンナをかける。よし成功と見て膠をつけ、鏨で絞める、膠をつけないと完璧だったハギ。膠のカミ?もあってスキマが出来る。失敗である。次回への持ち越しとなった
古川さんのガスパロ・ダ・サロ制作記3氏、ヴァイオリン2台、ヴィオラ、チェロを制作、次はさらにヴィオラガスパロを制作している。本体モールドを仕上げて、天板のハギを、平面、直角、水平を充分気を付け完成した。
篠田さんの”SAVIONARI” 制作記4篠田嬢、ガスパロを完成させ、弦楽器の原点、(ストラディヴァリの原点ともいう)古典ギターサヴィオナリに挑む、お嬢、本当に弦楽器制作の申し子みたいな人で手も早い。ネックを裏返し10°の角度で接着、天板を、ドラムサンダーで、2・5mmの厚さに整える。さらに外側10・8mm、内側10mmの円形を自在錐で1mmの深さに整える。お嬢あっという間にこなす。その溝をのみで丁寧に掘る。白蝶貝で均等に埋める。ストラド作品サンライズの手法である。
斉藤さんの”MARIA”制作記31氏、完璧に箱作業は終わった、さて!!すでに出来上がっているネックをボディに仕込もうと思った時、テールの長さ45mm、なければならないところ5mm足らないと気が付く・・・。再度やり直しとなった。よくあることではあるが??再度、素材から直角、垂直、平面だし、1からやり直しとなった。
川口さんの”MESSIA”制作記34川口さんが来房するといっぺんに工房が明るくなる。彼女の天分である。生徒のみんなもつられてひょうきんになる。いろんな天分の持ち主のなかで、ヴァイオリニスト、ピアノ調律師、料理教室の講師、さらに今はヴァイオリン作家でもある。天板のパーフリングを終え、地板のパーフリングに挑んでいる。この作業が終わればネックの仕込であるいよいよ完成が近付く・・・。
大西君の”TITIAN”制作記32氏、以前創ったあご当て(紅杢)テールピース(紅杢)が肌に合わないという事で、柘植の材料で作り替えている。氏、銀座で自分作の、作品を創って、販売している。全部自作のヴァイオリンを創る。そうしてこの”ドヤ顔”となる。
ストラディヴァリ”SAVIONARI”制作記3弦楽器の原点でもあるギター、ストラディヴァリは6台も最初に創っていた・・。小生もストラドの気持ちを汲んで、創ってみることにした。まずネックの角度10度を保ちシャコマンで止める。さらに表板のハギをする。コントラバスのパーフリングを上下2段に入れ込み、アクセントをつける。
篠田さんの”SAVIONARI”制作記3姪御さんがギターを弾くという事で、古色蒼然たるサヴィオナリに挑戦することになった。ストラドがギターを創っていたなんて誰も信じられなかった・・。六本木で開かれた、ストラデヴァリ展でみんな納得した。弦楽器作家は皆作りたいと思った・・。篠田さんも好奇心あふれるお嬢、さっそく設計図通りにボディを仕上げた。