古川さんの”ガスパロ・ダ・サロ”ヴィオラ制作記9古川さん、ここのところ全然酒の付き合いがなくなった…。意識して辞めているらしい。小生も真似しよう・・??古川さん、ガスパロ・ダ・サロに夢中でパーフリング作業だけで1ヶ月かけて挑んでいる。
岡部さんの”DAVIDOV"制作記1012月5日の”第10回手創り弦楽器フェアー”に間に合わせるべく、頑張っている。当工房所有のメープル、スプルースから、氏の眼力で選び出した材を加工する。チェロ制作前半の最大の難関”ハギ加工”である。ヴァーティカルが最大の課題、しっかりスコヤを使って徹底的に追及。ばっちり出来上がった。播金(はたがね)で固定。最難関作業の終わりーーー。でこの笑顔。
池ノ内さんの”SAVEUSE"制作記4氏の趣味にハンググライダーがある。最近は倉庫に眠っているが、栃木の山々を謳歌したそうだ。さて今回は、C字側板の曲げとフィッティング。特に曲げ部分は1・1-1・3mmでないと折れる、慎重に曲げどうやらうまくいったようである。
カリンさんのSTRAD" Titian”制作記8お嬢、書道の師範という・・・。見せてもらったが素晴らしい文字を書く。Titianだがストラド社、はレントゲン写真まで取って詳しく分析している。カリンさん、レシピ通リに平面を出し、ブロックの位置、形、厚み、すべて忠実に再現している?出来上がりを夢見チェロを弾く・・・。
上村さんのSTRAD”DE・MUNCK"制作記9氏、今ムンクの完成を夢見て息子君に”きらきら星”を習っているそうだ!聴いてみた!やはりできている、制作に意気込みが入るのは解かった・・。本体の制作を見るとライニングを、削り、溝を掘り仕込む、さらにピンチ(洗濯ばさみ)で挟み固定完了。いよいよモールドが完成である。自ら選んだ、美しいトラ杢、の地板(メープル)いよいよ前半の最も難しい仕事、”ハギ”がまっている。次回までは”きらきら星”ももっとうまくなっている・・・。
Yさんの”MESSIA"制作記10氏、だいぶ進んできた。地板の平面を出しモールドを乗せ、完璧にトレースする、鉛筆残しで周囲を削る。写真のごとくのC字コーナーを目指す。さらに天板の平面を整える。いいペースだ。
岡部さんの”DAVIDOV"制作記9何とか12月5日の”第10回手創り弦楽器フェア”に間に合わせるべく奮闘する。本人より老生の望みであるが・・・?モールドを完璧に仕上げ、ライニングを張る。カンセーーイ。
池ノ内さんの”SAVEUSE"制作記3池内さんヴァイオリン10台、ヴィオラ1台制作済。弦楽器制作のノウ・ハウを解っている。しかしチェロとなるとVN、VLA、と大きさがまず違う、その大きさに対する対策はやってみないとわからない‥そんなことで、小生の工房を訪れた。まずC字コーナーのブロック、アッパー、アンダーのブロックの直角を徹底して追及。側板の選別、板の価値を見抜き、1・5mmの厚みを追及する。洋カンナ、和かんな、使うが、ここは時間節約のため、ドラムサンダーで追及する。
地代所万里さんの”ALARD”制作記14万里さん仕事早い、アイデアを考え、どんどん先に行く・・・。100円ショップで”見つけた”という、注射器を持ってきた。膠をスムーズに溝に入れるため…という。常に頭の中は、ヴァイオリン制作で埋まっている。注射器のアイデアはなかなか思いつかない・・・。うまく使って見事にパーフリング挿入完成。そしてこの”ドヤ顔”となった。
篠田さんの”SAVIONARI"制作記9コロナ禍、久しぶりに篠田さん現れた。設計にはないバス・バーを入れる。ガット絃とはいえ、12本の絃に耐えうるには、バス・バーが必要であると、淹れる。さらにライニングもしっかり入れないと強度に影響するということでギター界、独特の竹を使った接着法で固定する。篠田さんすっかりマエストロである。なんにでも対応出来る。