篠田さんの”SAVIONARI”制作記11大ヴェテラン篠田譲、ヴァイオリン2台(BETTS,MESSIA)ヴィオラ1台(ガスパロ・ダ・サロ)、チェロ2台(Sleeping ・Beauty、Davidov)ストラディヴァリは 2種のクアルテット(サンライズ、インレイド)を創るが、お嬢、それに匹敵する数である。すごいパワーである。それに加え、ストラドが、若いころ、の弦楽器制作の原点である、サヴィオナリ(ギター)を創った。そうならぜひそれに挑戦と篠田嬢意欲満々…恐れ入る。今日はじっくり時間をかけて掘った美しいロゼッタを窓に装着する。楽しい瞬間である。次はオリジナルの手書きアラヴェスクが待っている・・・。
池ノ内さんの”SAVEUSE"制作記8ドクター池の内さん、自宅工房の努力有ってあっという間に、天板アンジュレーションまでたどり着いた驚異的なスピードである。ふつうは1年ー2年が普通であるが、本人のやる気が速度を速める、しかしスピードだけでなく実に正確にサヴュースのレシピ通りに進行している。
上村さんの”DE・MUNCK"制作記12氏、いろいろな才能の持ち主である。その中でIC技術、カメラ技術を、貰うこととする。 チェロ制作本、の映像版を創ろうと思う・・・。地板の厚みをケガキ、さらに氏はストラド時代は、電動工具がないと、鑿で粗削りに挑戦、ほぼ仕上げ、天板のハギに移る。膠止めした天板の、平面を出し、モールドからトレース、DE・MUNCKの形を切り出した。
岡部さんの”DAVIDOV"制作記14岡部さん、東大卒のリケ(理科系)男である。何事にも自分の研究による納得感がないと走らない。走り始めると仕事はあっという間にこなす、しかも正確に・・・。裏板をラフにしかもレシピ通りに仕上がった。さらに表板の制作に進む垂直、直角をしつこく追及、膠付け完了表板の全貌をバンド・ソーで削り出す。裏面の水平を出し。表面にゴールデン・ルールの等高ラインを描き出す。さあ!いよいよ、表面のけずり作業が始まる・・・。
Y氏の”MESSIA"制作記14自宅工房で、天、地板をほとんど仕上げてきた。いよいよ最難関パーフリング入れである。そのためには完璧厚み、溝の整え、溝堀となる。参考写真のような美しいパーフリングを入れるためには完璧な溝堀が重要である。自宅工房でトライする、来週にご期待である。
倉沢さんの”DUPORT"制作記11氏、演奏会等で忙しく久しぶりの登城である。デュポールはネックの顔が少し小さい。この顔を掘るということ…チェロ制作のだいご味である。ボール盤を駆使し、うまく開けた、ここからは突きのみで一気に彫り込む。久しぶりのどや顔である。
谷口さんの”GASPARO・DA・SALO”制作記3谷口さん、ヴィオラを弾くこと、創ること同時に実現している。すごいことである。日本中探しても数人しかいない。まず、地板、天板、魚を下すがごとく ノコで3枚におろす。ヴァーティカル、平面、垂直、あらゆる角度を丁寧に削りだす。さらにモールドに取り付けたブロックを鑿でガスパロの角度に削る、初めてのノミ使い、ノコ使い、見事にこなし今日のシュウリョーとなる。
池ノ内さんの”SAVEUSE"制作記7栃木の自宅工房で次々と準備してくる。地板の平面だしを終え天板のハギにかかる。丁寧に垂直、ヴァーテイカルを追及。すべて完璧に仕上げ、完了、来週からはポツ単位の削り作業が始まる。
地代所万里さんの”ALARD”制作記17万里さんの加入で当工房活気が出てきた。Timeのコーナーも充実してきた。茶人岡部さんの茶菓に美味しく舌つつみをうつ万里さん。こういう姿勢がみんなに明るさをもたらす。 いよいよ表面を終了、楽器の音の生命である、内面のポツ単位の厚み。奥の深い追及が始まる・・・。
上村さんの "DE・MUNCK"制作記11カメラマンでもある氏の腕前を拝見して当工房もその腕を借りようと思う・・・。地板のアンジュレーションを決め、ボール盤でガイドを掘る。彼は、電動を使わず、鑿で仕上げるという。数年前は、小生もそうであったが、今はとてもじゃないが、電動に頼り切っている.若い氏は難なく鑿でこなしてきた・・・。さらに天板のハギ、接着も難なくこなす・・・。