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古川氏の”DE・MUNCK”制作記50
古川さんやっと満足いく”DE・MUNCK”が完成した。弦張って弾いてみて気が付いた。ビビリオンがする。これは何の音か??どうやら指板にあるようだ。スクレーパーで0・2mm、光が透けるほど 削り、さらに600番水ペーパーで光沢を出す。再度弦を張る。音を出す。朗々たる低音。つや...
古川氏の”DE・MUNCK”制作記50
古川さんやっと満足いく”DE・MUNCK”が完成した。弦張って弾いてみて気が付いた。ビビリオンがする。これは何の音か??どうやら指板にあるようだ。スクレーパーで0・2mm、光が透けるほど 削り、さらに600番水ペーパーで光沢を出す。再度弦を張る。音を出す。朗々たる低音。つや...
古川氏の”DE・MUNCK”制作記49
最後の最後の追い込みで悪戦苦闘する氏であるが。完璧にしあげたあとのネックの握り具合がよくないと、かんな、スクレーパー、ペーパー等ではがして整える。ネックの付け根は、Gの音のつながりが命と言われる。整えた後、再度ニスを塗る。いよいよ完成か!?
古川さんの”DE・MUNCK”制作記48
古川さん、いよいよおお詰めSTRADの名器”DE・MUNCK”の最終のニス調整に励んでいる。ムンクの色はサンセット・カラーと言われ得もいわれぬ美しいニスといわれてきた。最近は経年変化でアンティークな色に変わってきた。氏、この変化をニスに表わそうと、黒を使う?むずかしい。
古川氏の"DE・MUNCK”制作記46
最後のニス塗りで完成である。冬の西日で乾燥させてから、第12回目のGELV塗に入る・・。すばらしい色具合である。さっそく完成を見越しチェロのレッスンを開始する。ヴァイオリンでは十分弾けるようになった”初恋”今度はチェロで挑戦するという・・・・。
古川氏の”DE・MUNCK”制作記45
氏、最後の追い込みである。1回のアーヴァン塗で展示会に参加。植草先生に褒められ気を良くしての本格塗りの開始だ!!あと30回は最低塗らなければならない。1日3回が限度である・・。したがって合間には、自作のネックの削りをやる。カルテット作品に挑むという事はストラディヴァリでさえ...
古川氏の”DE・MUNCK”制作記44
下塗り状態で、展示会に参加。いよいよここから、40回ほどのニス塗りに入る。塗っては磨き、塗っては磨きの作業。最後はピカピカの作品に仕上がる・・・。 氏、展示会1塗りだけで出品、本格的塗り作業に入る。
古川氏の” DE・MUNCK”制作記43
2年越しの制作でいよいよ完成である。ペグホール、ペグ合わせ、ニカワのよごれとり、弦を張って音出し。2年かけて精魂込めて作り上げた音が朗々と工房中に響く。みんなの祝福を受け嬉々満々。ホワイトで出品予定が、間に合ったため地塗り、ゴールド・ゲルヴェを塗ることとする。出展は10回く...
古川氏の "DE・MUNCK”制作記42
ホワイト完成後いろいろある・・ぴったり合わせる、ネックのアリ加工。ペグ・ホールの合わせとペグ仕上。さらに表側のテーパー加工。エンドサドルの埋め込み。さあ!いよいよ完成である。来週は音出しだ。!!
古川氏の”DE・MUNCK”制作記42
いよいよ完成の日である。エンドサドルの加工、エンド・ピンの掘りこみ。さあ!!いよいよ地板の綴じ込みである。ニカワを濃いめ付アルコールランプで占める。来週はやっと、音出しである・・・・・。今日はビールがうまいぞ!!同時に出来上がった篠田さんと呵々大笑!!!
古川氏の”DE・MUNCK”制作記41
いよいよホワイト・ムンクに近付いた。どうしても、ニカワの影響であんこ(モールド)を外すとき、鋸を使って外さなければならない。閉じる前にエンド・ピン用の穴をあける。さらにエンドサドル用のみぞを掘り埋め込む。
古川氏の”DE・MUNCK”制作記40
苦節2年、ようやく12月の展示会に間に合いそうだ!!ネックをボディ―にフィットさせる、至難の業であるが何とかピッタリ隙間なく、出来た。お見事。これで難関を突破してホワイト・ムンクの出来上がり・・・ 感涙にむせぶ???氏であった。
古川さんの”DE・MUNCK”制作記39
氏、苦節2年ついに天板を閉じるとこまで来た。バスバーをセオリー通りに削る。モールドのプロテクターを取り除き、地板を閉じる。さあ次回はホワイトムンクの出来上がりである。カワグっちゃんと大西君の祝福を受ける。
古川さんの”DE・MUNCK”制作記38
古川さんも展示会に向け急ピッチである。F位孔を完ぺきに仕上げ、バスバーのフィッティング、である直角を保ち、チョーク後をトレース、天板にぴったり合わせる。至難な技をこなし、バスバー・クランプで止める。思わず”ドヤ顔”となる。
古川さんの”DE・MUNCK”制作記37
古川さんも何とか、ホワイトで展示会参加を狙っている。天板表面完ぺきなアンジュレーションにし、裏面をボール盤でガイドホールを掘る、エグリカッターで大体を掘り、ラフに仕上げる。さらにF字孔を掘る。これを先にやらないと表のF字孔周辺の厚みが出せない。
古川さんの”DE・MUNCK”制作記36
氏、天板のF字孔をあける。ここをしっかりと創らないと、裏側の削りに入れない。ボール盤でムンクのFをトレース。しっかりとナイフで空ける。その際表のえくぼ創りが大切・・。優雅なF創りは気を使う。
古川さんの”DE・MUNCK”制作記35
古川さんも足かけ2年、どうやらネックの制作までこぎつけた。真夏の暑い盛り。孤軍奮闘どうやらかっこいいネックが出来上がった。“がきっ”変な音がした・・?やられた!のみの先端を折られた。弦楽器制作において木槌はご法度と言い渡してあったがいつのまにかたたきのみを使用案の上おられた...
古川さんの”DE・MUNCK”制作記34
古川さん、手創りのラヴェルを張る。最後の追い込みネックの切り出しにかかる。あらかじめ平面、直角、を出しておいたメープルをバンド・ソーで切り出す。表面、裏面の平面をさらに追及する。
古川氏の”DE・MUNCK”制作記33
氏、いよいよネックの制作に入る。ムンクのネックはズングリ・ムックリ、形が他の作品に比べてヘッドの天地が扁平である。まず表面の平面を完ぺきに出す。さらに表面に対し直角を両面に出す。仕上がりが66・8mm余裕をもって70mmにする。さらにパターンを置きトレースする。その際両面に...
古川氏の”DE・MUNCK”制作記32
2古川さん、地板を完了いよいよ音の根幹である天板の裏側をレシピ通りに掘る。まず大事なF字孔を基本に全体を9mmに整える碁盤の目のように1/4ずつ整えていく。天板はムンクのレシピより相当薄く削ったようだ…?はたして音への影響は???ムンクのルーツは、エマニュエル・フォイアーマ...
古川氏のSTRAD ”DE・MUNCK”制作記31
氏、天板の剥がれを治す。ついつい電動で削るとおこりやすい事故である。きっちりち修理した。地板の内堀にかかる1/4に分けそれぞれレシピ通り厚みに挑戦する。試3作目だんだん慣れてきて、自由に厚み出ししてるが、ちょっと油断するとコンマ1㎜なんてあっという間に掘りすぎる。気をつけようぜー
古川氏のSTRAD ”DE・MUNCK”制作記31
古川さん3台目だけに、余裕綽々な進め方である。まずボール盤でガイドの8mmホールを創る、さらにエグリカッターで寸前まで慎重に掘る。後は小カンナでレシピの寸法通りに掘る。最大音響にかかわる厚みである。
古川氏のSTRAD”DE・MUNCK”制作記30
古川さん、100番、180番のペーパーで表面処理、仕上げて、いよいよ天板裏面の堀りに進む。徐々に進展していく楽しみが・・・。ボール盤で9mmの厚みに統一しあとは、カンナで掘り進む。
古川氏のSTRAD”DE・MUNCK”制作記29
古川さん3台目とあって等高ライン引きの扱いがうまくなっている。これをきちんとアンジュレーションに沿って引く、これが左右のシンメトリーをミリ単位で追及できる。(奥が深いのでシンメトリーがすべて、とは限らない?)がセオリーはこうと教わった。天地ともこの作業が終わればいよいよ裏面...
古川氏のSTRAD ”DE・MUNCK”制作記28
古さん、地板の表面完成し、天板の表面仕上げにかかる。まず。表面を仕上て裏面の厚みに挑む、裏面の厚みは音の根幹を決める。氏、ヴァイオリン2台仕上ているためその辺の要領は心得ている・・・。
古川氏のSTRAD”DE・MUNCK”制作記26
氏、天地板のパーフリング完ぺきに仕上げ、天地板の正確な等高ラインを出す。まず、パーフリングに沿って、小カンナ、彫刻刀を使って美しいラインを出す。さらに黄金律で計算慣れたラインを書きその厚みをMUNCK通りに彫り上げる。もうすぐ、天地板のアンジュレーションが現れる。...
古川氏のSTRAD”DE・MUNCK”制作記24
氏、いよいよパーフリングを埋め終わった。この作業は、タガの役割と美しいラインの交わりがポイントである。したがって絶対手抜きが出来ない、コンクールにおいて、この接点がきれいでないと音の審査前にはねられる。氏、C字ポイントで徹底して念を入れる。やっと満足いく作業に到達、完成であ...
古川氏のSTRAD”DE・MUNCK”制作記24
DE・MUNCKは他のストラドのCELLOに比べ天地板とも群を抜いて厚い。氏、そのレシピ通りに挑んでいる。VN,VLA,と創ってきた氏、相当気合を入れて挑んでいる。地板のパーフリング入れも丁寧にアルコールランプを使いメルテイング状態にして叩き込む。終わった後は格段の進歩を見...
古川氏のSTRAD”DE・MUNCK”制作記23
パーフリングの埋め込み作業、相当な神経を使って掘り込みを正確にしないときれいなラインにならない。氏必死の形相で挑む天板を蒸気ではがし、掘り込みやすくして切れるナイフを使う。ニカワを入れてパーフリングを仕込むさらにアルコールランプで丁寧にあぶり、メルト状態にして至極C字コーナ...
古川氏のSTRAD”DE・MUNCK”制作記22
氏、”DE・MUNCK”の地板のパーフリングを切削する。天板に比べて割と掘りやすい。しかし。油断するとゆがむ…。慎重を期して挑む氏であるが・・・? 氏、”DE・MUNCK”の地板のパーフリングを切削する。
古川氏のSTRAD”DE・MUNCK”制作記22
古川氏、いよいよ最難関天板のパーフリングに挑む。C字コーナーとアンダー、アッパーバウツとの接点が難しい。しかし、早や3台目の挑戦であるため自信をもって挑む。見事に成功した。
古川氏のDE・MUNCK制作記21
氏パーフリング埋め込み作業のため蒸気を使って天板を剥す。さらにきれいにできたチャンネルに合わせて入れ込む。この時C字部分の接点がうまく交わるように丁寧に合わせる。どうやらうまくいったようだ。
古川氏のDE・MUNCK制作記21
氏、最近やたら慎重になった。やっと自分の中にこの芸術に対する。芽生えが出てきた。したがって仕事もきれいな上がりになってきた。実に感嘆すべきことである。この”DF・MUNCK”はエマニュエル・フォイヤーマンの愛器であった。そんな名器のコピーをできるなんて無上の喜びである。氏、...
古川氏のSTRAD”DE・MUNCK”挑戦記20
古川氏順調に進んできた。いよいよパーフリングに挑む。中盤の一番難しい作業である。今までは曲がったり幅広だったり太すぎたり、いろんなダメ出しをしてきたがチェロ天板の場合は大きく目立つ。慎重に美的感覚で行かねばならない。氏、慎重に挑む。
古川氏の”DE・MUNCK"制作記28
外周を4mm出幅に整え。ガタクリもなくしていよいよムンクの箱の完成である。ウイング幅10-11mmに出幅5mmに整える。3・75のアジャスターを使い外周をさらに美しく整える。、巨匠古川氏の面目躍如である。さらに巨匠ぶりを発揮する難関パーフリング作業が待っている。
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