

武江さんの”Cello・da・Spara" 制作記22
慎重居士、武江さんやっとスパーラチェロが見えてきた。5絃の型掛けチェロであるが?小生も初めてのシロモノ、アマティーのヴィオラを原点にして始める。天地板も完成。いよいよ原点の厚み、黄金率で計算、幸いレントゲンで内部調査のデータをもとに細かく分析しながら削る。試行錯誤の工作、こ...


游さんの”MESSIA"制作記8
氏、広東州からわざわざ、日本の技術を学ぶということで来日。もともと中国内で5台ほど制作済みとのこと、要領は殆んど一緒だが、ライン決め、が少しずつ違うようだ、つたない英語で教えるのはきついが、游さんとの会話は楽しい!!。いよいよ天板、地板のアーチきめに入る。


丸岡さんの”TESTORE”制作記30
氏、ポツ単位の左右均等の等高を狙っている。ライン引きで何回も同じラインを図る。ライン引きは手の力の入れようで簡単に移動してしまう。その差をスクレーパーで丁寧に合わせる。よし!!寸分違わぬラインが出来た…。いよいよテストーレの厚みに挑む。


斉藤さんの”MESSIA"制作記15
3回のやり直しでモールド完成!表側ライニングの取り付けである。メシアは、オックスフォード大学、アシュモリアン博物館に眠っている。その赤いニス、現在でも手に触れば、指にニスが付く様相である・・。氏、それを狙っている・・・。


瀬川君の”DAVIDOV"制作記29
ダヴィドフのネックは、ストラドの従来のネックとヘッドの大きさが違う。ストラドの、気分で少しずつ変っている。音への影響か?デザイン上か?巨匠の寸法をK君追求する!


上村さんの”DE・MUNCK"制作記30
氏、完璧に出来たネック付け。ほんの0・5mmの隙間を発見。やり直しとなる。底面角度83度、50-55mmの出幅、レシピ通りに仕上がる。いよいよネック付けカンセーーイ。来週はホワイトMUNCKの出来上がり――である。


三浦さんの”クライスラー”制作記31
クライスラーの箱が出来上がり。ネックの完璧な仕上げにかかる。さらに美しい曲線を引き出すためには、刃物が切れないとならないとお嬢。きれる彫刻刀の研ぎ仕上げを勉強する・・・。やはり切れる刀は、仕事のハカに影響する。


岡部さんの”HUBARMAN"制作記5
茶人の岡部さん。ほかに多士済々趣味人である。テニス、ゴルフ、ヨット、チェリスト、弦楽器作家、お茶菓子シェフ、すごい人である。今回もみんな、レモンのお菓子を戴きうまさに堪能する・・・。テイータイムが楽しみとなっている。HUBARMANの仕上がりそっちのけで茶菓を戴いている。


万里さんの”BETTS"制作記27
万里さん、2台目となるとマエストロの貫禄がついてきた。刃物の研ぎ何百万回とただひたする研ぎまくらないと切れる刃物は出来ない・・・。小生もやっとその辺に到達したようだ!まりさん、天地板表は完成。いよいよ根幹、厚みの微妙なタッチを追及するためにも切れる刃物!!


三浦美樹さんの”バロン・クヌープ”制作記21
三浦さんのドイツ、ポーランド、リトアニア、ラトヴィア、のうまい紀行文を読むにつれ、ワシも十年前ベルリンホールで、青山学院記念演奏会をやりベートーベン第9に大拍手を受けた事を思い出した。特にアウシュビッツの収容所のレンガの重。クレモナに移ったとたんベートーベンの重厚さから明る...
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