”SAVIONARI"制作記23完成編最後のニス塗りも完了いよいよSTRADの原点サヴィオナリ、(ギター)の完成である。 苦節1年、stradの原点を探ろうと、芸術家篠田さんとの共作であった。篠田嬢との違いは、オリジナルの1650年時代の絵画追求である。杉山先生に絃を張ってもらい。出した音は、古き良き時代の、やさしい音楽がそこにあった。
篠田さんの”ヘリエ”制作記1完璧なストラドの芸術追及(原点SAVIONARI)が完成した篠田嬢。さらにストラドの究極、”ヘリエ”に挑むという・・。お嬢の芸術追及への探求心には小生もかなわない。このヘリエは、ストラドが、1679年制作とある。エドワード・ヘリエ卿がわずか200ドルで買ったとある。しかし当時の金にしても安すぎ、現在は20億とも30億ともいわれている。ほかにも装飾ヴァイオリンは、サンライズ、スパニッシュクアルテット、オレ・ブル、グレフュール、ローデ、などある。アマティー工房の弟子だった時代、アマティーの教えから脱却を図るために、オリジナリティ―の意味でアラヴェスク模様の装飾を施したという言い伝えがある。篠田嬢あくまでも芸術追及でアマテイーとストラドの関係を追いかけるという・・・。したがって裏板も1枚板そっくりのトラ杢を選ぶ。サヴィオナリでは、絵で描いたアラヴェスク、今度は象嵌か?C字コーナー完璧に処理し、いよいよ地板の加工に入る。ほんとに仕事が早い・・・。
大内さんの”GASUPALO ・DA・SALO"制作記15大内さん、着々自前の工房を完成させつつあるという。いろいろ自分工具、もそろえているという・・・。さて、上下板をモールドに張り付けパーフリング用に、がたつき、平面だし、エッジの4mm出しを完成させた。続いて、ネックの制作工程に入る…。まず直角出し、が基本。ペグ・ホールを開けるのに絶対直角を出す。ボール盤で、5mmの直角穴をあける。さらに、ネックの本体切り出しを、バンド・ソーで出す。確信に迫ってきた・・。
岡部さんの”DAVIDOV"制作記35氏、いよいよチェロ創りの確信に迫ってきた・・・。音の根幹バス・バーの削り装着である。茶人の氏が一番音の追求に迫れるのではないか?と思っている。チェロの音色、というのは”わび、さび”のこころのような気がする?と思うのは、小生だけではないと思う。ストラディヴァリもジャポニズムのお茶に興味を持っていたとある・・・いよいよスプルースの底面、平面、直角をとことん追求し接着した。
中込さんの”Titian”制作記5氏、コロナ禍、毎週熱心に通ってくる。最初のモールド創りは、ジャンジャン先に進める。ライニング作業を終え、クランプで固定。その平面を徹底追及。カンセーーイ。さらに地板の選定。最高級を選び出し、2枚おろしを実行する。2時間ほどかけて完成。そしてこの”どや顔”・・・。
篠田さんの”SAVIONARI"制作記25(完成編)篠田画伯、絵を描かしたら抜群の芸術が生まれる。ホワイトの状態の絵が完成。ゴールデン。ブラウンを20回ほど塗って完成である。最近にない芸術作品の誕生である。来週はいよいよ音出しである。小生も同時にサヴィオナリを創っていた。展示会ではぜひ弾き比べ、仕上がりの美しさを、比較してもらいたい・・・。
Yさんの”MESSIA"制作記25素晴らしいヴァイオリンの完成である。それぞれの個性で仕上がってきた。氏のメシアは、ゴールデン・イエローに黒を数滴混ぜ仕上げたという…。実に見事なニスワークであった。最難関,魂柱たてに挑む。サイズを測り、F孔から入れ込みたてる。これが至難の業で?自宅工房でじっくり挑戦するという・・・。
岡部さんの”DAVIDOV"制作記34茶人岡部さんもオミクロン禍を何とか、無事過ごし、まだまだ油断はできないが、天、地板とも完璧に作り上げた。自宅工房の威力を発揮してきた。天、地板完璧に仕上がった。音の根幹、バス・バーの制作である。レシピ通リの高さ、幅、厚み、スタンレーで仕上げ。いよいよ完成に近付いた・・・。
万里さんの”ALARD"制作記34コロナ禍デみんなに自粛をお願いしていたが、徐々にレッスン再開を思っているが神奈川県かなりの人数が増えている…。そんな中、ひさしぶりの万里さんの登場である、自宅工房の威力を発揮、完璧にニス作業仕上げてきた。ペグのオス、メス両方を8・5mmの径で掘り下げ35mmで幅をきっちり決め込んだ。来週は待望の音出しである・・・。