岡部さん、東大卒のリケ(理科系)男である。何事にも自分の研究による納得感がないと走らない。走り始めると仕事はあっという間にこなす、しかも正確に・・・。裏板をラフにしかもレシピ通りに仕上がった。さらに表板の制作に進む垂直、直角をしつこく追及、膠付け完了表板の全貌をバンド・ソーで削り出す。裏面の水平を出し。表面にゴールデン・ルールの等高ラインを描き出す。さあ!いよいよ、表面のけずり作業が始まる・・・。
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大内さんの”ALCHINT"制作記3
今日は大内さんの分解型のモールドを紹介しよう。ふつう何台も同じ型を使え厚みだけ変えるとか、アーチだけ変えるとか、みんないろいろ苦労する。面白おじさんは、考えた、簡単に分解できるモールドを創った。見事に簡単に外れるモールドである。さすが4台目のアルキント、マエストロとなった氏...
篠田さんの”HELLIER"制作記29(音出し編)
お嬢、感激のシーンが訪れた。ストラド作品今現在最高値の25億円と言われる、インレイドヴァイオリン”ヘリエ”の音出しの瞬間である。ペグの穴あけ、ブリッジの装着、絃をG,D,A,Eの順につないでいく。この瞬間が、作家のワクワク感をゆする・・・。工房中響き渡る高音、朗朗たる響きの...
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