古川さんの”ガスパロ・ダ・サロ”制作記5ガスパロ・ダ・サロのヴィオラを制作しているが、完成のあかつき、に向け和美先生に習っている”初恋”である。氏はヴァイオリン、チェロ、も1曲だけものにしようと練習に励む。やり方としては創った楽器を弾くという我が工房是にぴったりの作家である。等高ラインも、自ら計算してガスパロのラ...
東園さんの"Sleeping・Beauty"制作記41ゾノさん、最終コーナーの追い込みにかかっている。地板とボデイをクランプで固定する。 100年たつ天板、バーズアイメープルの裏1枚板、見事な杢が表れている。ゾノさんの情熱がこの天地板に注がれ、最高の仕上がりとなった。ネックの形を整え見事なホワイトチェロの出来上がりだ!さあ!、...
川口さんの”MESSIA"制作記35恵比寿の高層マンションに住むセレブ夫人である。嬢は、ピアノ調律師、ヴァイオリニスト、懐石料理教室の講師、多彩な夫人である。3年越しにヴァイオリン”メシア”を作っている。パーフリング作業を終えいよいよ難関ネック制作に入る。子分の大西君を使い大体出来上がってきた。もう少しで完成...
斎藤さんの”MARIA"制作記32実に3本目のネック制作である。1本目はペグボックス、2本目はボデイとの接点の不具合、3本目である。ヴァイオリン制作にはつきもの、失敗である、それを乗り越えてこそ、最高のヴァイオリンが出来上がる。まず垂直、直角、水平、最初に決めてその通りに実行する。もうすぐ、ネックの完成だ!!
倉沢さんの”Duport”制作記84度目の正直、やっとハギが終わった、なんと1ケ月ぶりに成功である。平面、直角、水平、すべてが完璧でないときっちり膠がつかない。やっと成功で氏、安どの表情である。さらに余裕でネックの切り出しにかかる。