篠田さんの”MESSIA”制作記9あっという間にダヴィドフを完成させた。去年のコンクールで1等賞の副賞、ヴァイオリン素材で、作っている。これも、お嬢の性格上、手が止まらない・・・・あっという間にヴァイオリンのかたちができ、難関パーフリングに挑む、ほんとに早く、正確である。もうパーフリング埋め込むところでチェロの練習となる、月2回のゾノ先生指の形、弓の持ち方様になってきた。
岡島さんの”ガリアーノ”制作記7氏、地元お祭り委員会の、実行委員長をやっているとのこと、写真を見たところ、ねぶた祭りの武者絵描きでもある。全部自分で書き動く武者像を創っているという・・・。過去も何台もチェロを創っているが、”ハギ”の問題で当工房に来た。今までは和カンナを使っていたというが当工房では和洋ともに使いハギをすると教授する。なおかつ、表面いっぽん、地板面2本のはたがねで止める。あっという間に完成。さっそくガリアーノのアウトラインを切り抜き完成である。
三田さんの”ピエトロ・ジャコモ・ルジェーリ”制作記62最近、庭の、キューり、トマト、ナスが豊作らしい。酒のつまみにと持ってくる。確かに氏の作品創りと一緒で何事にも手を抜かない・・。したがってうまい!!これはチェロ創りにも匹敵する。必ず感激の音に合える。芸術とはそんなものか??最後の工程ネック創り、絶対の左右シンメトリー、懸案のかんざしもなくなり左右のバランスが取れてきた。チェロの演奏にも力が入ってきた。月2回のゾノ先生の特訓にも耐え、指のバランスが段によくなってきた。
菊池さんの”DAVIDOV”制作記42STRAD ”DAVIDOV”は1712年作である。つまり300年前の作品である。ストラド会心の作であるが、巨匠は今日15億もする値段がついてることなど知る由もない。菊池さんの年と重なる・・・。天板の仕上げにあと1mmと迫った。今日も満足の仕上がりに、ゾノ先生のレッスン、さらにそのあとの酒がうまい・・・・!!
T氏の”IL・CANNON”制作記7T氏、毎晩奥さんとワイン・パーテイーをやっているらしい。正確なヴァーティカル追及で完璧?なモールドが出来た。さっそくブロックをつけるため、テンプレートでC字の部分のトレースを書き込む。それに沿ってうち丸のみで正確に直角を出す。
篠田さんの”MESSIA”制作記8”DAVIDOV”1年3日月完成!、3年以内に”ガリアーノ”と”ダヴィドフ”を完成させたのは驚きである。お嬢は、ほかにも、ピアノ、水彩画、友禅染め、刺繍、それにチェロ制作、チェロ演奏、多種多様の趣味である。今度はヴァイオリン”MESSIA”制作。”恐れ入谷の鬼子母神”である。ヴァイオリンの出幅、2・25mmにすべく削る、同時にガタツキを丁寧になくすために小カンナ、やすりで削る。VCに比べ削る量が1/10 お嬢のパワーなら”あっ”という間である。
古川さんの”クライスラー”制作記32古川さん、クアルテット制作最後の4台目作品”クライスラー”の制作完了である。ネックを膠付け、いよいよ完成である。和美先生に弾いてもらう、デルジェス”クライスラー”氏が唯一弾ける”初恋”が朗々となる。
岡島氏の”ガリアーノ”制作記5氏は、日本弦楽器製作者協会、ヴァイオリン制作研究会、とずっと一緒の時期を修業した。製作者協会の初代会長、梅沢氏(新橋梅沢楽器の社長)のころからの仲間である。日本カンナでの”ハギ”はお手の物だが、スタンレーを使ったハギは初めてということで教授する。氏、昔JALのエンジニア、仕事は細かく丁寧である、すでに3台ほどチェロは制作済み、ノウハウはわかっている。違った鎌倉山弦楽器工房手法をいろいろ伝授した。まず平面、直角、水平は絶対。はたがね1っポンで全体のハギをこなす、左甚五郎のようにはいかないが見事に成功した。
東園さんの”Sleeping・Beauty" 制作記6氏、最近忙しく飛び回って、イタリー語の会話教室、藤沢オーケストラの練習、藤沢幻樂団の練習、チェロ教室の先生(生徒4人)さらに青山学院管弦楽団OBゴルフ会、青山学院管弦楽団のOB理事。さらにさらにこれらの飲み会・・・!八面六臂の活躍である。テンプレートに合わせ、ポツ単位の精度で追及するヴァーティカル、さらにそれに合わせてのブロック削り。C字コーナーが完成した。ここからが、さらに精度の追求が要求される側板削りが待っている・・。もちろん、生徒4人への丁寧なレッスン指導。頭が下がる!
篠田さんの”DAVIDOV”制作記41完成編篠田さんのパワーがいよいよ実を結ぶ時が来た。1年3ヶ月、迅速、丁寧に創りに励んだ。エンド・ピン、をあけ、ペグのオス、メス両方の具合を決める。ブリッジの高さ、傾斜、天板とのフィッテイングを完璧にこなしいよいよ音だし。甘い音の高音、腹に響き渡る低音、習い始めた音を確認大満足の表情である。みんなに祝福され・・・。さっそくゾノ先生のレッスンを受けた。何事もクイック・レスポンスである。