武江さんの”IL・CANNON”制作記29天、地の表面完璧に仕上、周囲も4mm厚、と決める。いよいよ難関、パーフリングの溝掘りに入る。まず、彫刻刀で表面から1・5mmほどの溝を掘る、均等の溝を掘らないときれいなパーフリングが入らない、氏、真剣に挑む!うまくいった、パーフリングカッターで均等の溝を掘り、ナイフで1・8mm、パーフリングがうまるようにほる。
南さんの"Sleeping ・Beauty"制作記19氏、小生の口出しすることなく、立派な作家になっている。小生が30年前から温存していた、キルト・メープルのネック制作に、挑む、そのままでキルトのイメージが削るたびに強調される。直角、水平、垂直がっちり守って制作に励む、削っていて楽しくなる天然の模様である。
篠田さんの”ガスパロ・ダ・サロ”制作記5小生宅は15号台風で瓦が相当ダメージを受けた。篠田家も19号台風でやられたようである。千葉の被害が大きく、なかなか小宅には瓦が回ってこない、しばらく待つしかないようである。さて、篠田さん相変わらず、馬力のある、お嬢である。側板を貼り終わり、ライニングもあっという間・・・。ネックの直角、水平、垂直をかっちり決める。すごいの一言である。
斉藤さんのSTRAD”MARIA 1694”制作記5氏、ずいぶん工作好きで器用である。C字のライニングをつけ終わり、他のライニングを削り、曲げ、貼付と一気に仕上げた。さらに天板のハギ加工、水平、直角、平面だしをかっちり追求し、はたがね、でがっちり止めた。仕事早く丁寧である。
古川さんのSTRAD制作記11氏、当工房に来て6年目である。油絵、ほか多趣味である。とりわけ、この弦楽器制作は技量を発揮する。ヴァイオリンの胴長、で制作開始したが途中、ネック工程部分で20mm長いネックを制作した、これは、ヴィオラに近いネックの長さである、VNの胴長に対しネックは3mm長い、氏、曰くヴィヴァリンと名付ける。はたしてVN弦か?VLA弦か?迷っている。F字孔のデザイン、パターンをトレース、ナイフでF字孔を終わった。
孫の”ユズ君”の753祝い!!ゆず君、爺バカの最たるものの小生、サッカーに抜群の技量を発揮する、ゆず君にべたぼれである。5歳になって鎌倉八幡宮での七五三の参拝に同行した。やんちゃ坊主がいつになく、緊張してる姿を見て成長を感じた。おねーちゃんのルイ君も御神籤をひき大吉、驚喜していた。孫の成長と共に、ジーさんの衰えを感ずる・・・・。
STRAD "SAVIONARI"ギター制作記12米山先生によるギター制作、核心に迫ってきた。電熱器で、ある程度乾燥させバス・バーを固定する。サウンド・ホールの裏打ちも固定する。弦楽器と違ってバス・バーの位置が全然違う!?先生の指導でやっと解った。さあ!いよいよ表板の完成かと思ったら? クランプの締めすぎか?割れが出た!全部やり直しとなる・・・・。生みの苦しみである。
菊池さんの”DAVIDOV”制作記71氏、85歳である。ヴァイオリニストで、チャイコのカンッオネッタをこよなく愛するおじーちゃん。5年越しでダヴィドフに挑み、完成真近である。 これから30回にわたるニス塗りの始まりである。鎌倉山弦楽器工房、10周年記念の目玉でもある。
南さんの”Sleeping・Beauty"制作記18南さん、2台目のビューティーに相当な”リキ”を入れて創っている。素材も最高級のもので、チェロの制作は1に素材、2に丁寧さ、3に経年、4に弾き込みと言われている、氏、100年物のキルト・メープルを使い、挑む。膠も上級のもの、入れ込み具合はハンパない…。作品に乞うご期待である・・・。
小林さんの”ガスパロ・ダ・サロ”制作記5小林さん、多くの生徒を抱える校長先生である。もともと青山学院時代は、ヴィオリストで活躍していた。しばらくやってなかったヴィオラの練習、演奏会と頑張っている。さらにガスパロ・ダ・サロ、のヴィオラ制作が大分出来上がってきた。奥深いヴィオラの音追求に夢中である。